「埼玉は東京の植民地!」口の悪い人がこんなことを言っていました。あの伝説のバブル景気の頃でした。現在の埼玉は、植民地どころか「殆ど東京」です。すっかり都会化してしまって、南は横浜からずーっと続く首都圏の市街地の北端、南部は東京そのものです。
すっかり都会化してしまったスマートネスな埼玉。私は、ちょっと田舎くさかった、昔の埼玉の方が好きなんですが…まあ、これも時代の流れですね。
●秩父ミューズパーク展望台の夜景
埼玉にもキレイな夜景を眺めることができる場所はいくらでもあります。
まずは秩父市の秩父ミューズパーク展望台に行ってみましょう。秩父ミューズパーク展望台から楽しむ夜景は、秩父市街地から武甲山にかけての夜景です。日本武尊の言葉が地名の由来という武甲山は、かつての男性的なイメージはもうありません。山は削られてしまって、無惨なものです。
しかし、夜景であればそのようなことも気にならないかも。昔の武甲山のイメージを思い浮かべながら夜景見物というのも良いですね。
秩父ミューズパークから眺める夜景は、手前に秩父の市街地、奥に武甲山を控えます。夕暮れ時、日が西の山に沈んでゆくと、武甲山周辺の稜線が美しいシルエットを描きます。そんなわけですから、夕暮れ時がまず見ものといってよいでしょう。
駐車場まで車を乗り付けて、下車。3分ほど散歩道を歩きます。秩父の郊外はたいへんくらいので、懐中電灯を持参するのが賢明です。変なもの踏んづけても困りますからね。
秩父ミューズパーク公式ページ:http://www.muse-park.com/
●登谷山山頂の夜景
小高い山の公園や、展望台は格好の夜景スポットであることが多いものです。埼玉県皆野市の登谷山もそんな山の一つ。登谷山の山頂から見る夜景はとってもキレイ。登谷山は小高いと言うよりも、はっきり言って高い山になります。なししろ標高が668mもあるので、足下遙か下に住宅街の灯りが見えます。
眼下遙かだからといって、偉そうに「愚民どもめ!」などと言ってはいけませんよ。まーそんな傲岸なセリフは出ますまい。ともかくキレイな夜景ですしね。
このあたりは、埼玉の中でも首都圏に属する一帯で、いわゆるベッドタウンです。なので、楽しむのは、主に住宅街の灯りです。登谷山から先は、群馬県東部〜埼玉県北部に広がるパノラミックな夜景です。
ウォーターフロントの絢爛豪華も良いですが、ここの夜景を見ると、関東平野って広いんだなー、と改めて実感できます。
さて、登谷山へのアクセスにもふれておきましょう。東京都心からは関越自動車道の花園インターチェンジでで一般道に乗り換え、その後、皆野寄居有料道路を経由して現地に。だいたい1時間半くらいで登谷山です。
そこからは山頂へ向かうのですが、山頂付近まで車で行き、釜伏峠の登谷山牧場駐車場に車を停めて後は徒歩。5分ほど登ればきれいな夜景が待つ山頂です。
涼しくなるこれからの季節は、厚着が推奨の服装。また、ロマンチックな夜景だからといって、おしゃれなハイヒールを履いてゆくのはNG。標高668mの夜は思いの外気温が下がりますし、5分の道のりも急な坂道です。
どうぞ気をつけて行ってらっしゃい。