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京都の食事処|笹屋伊織

京都は和菓子の似合う街です。モダンと伝統がない交ぜになった、昨今の京都を嘆く方も多いようですが、形あるものはすべて姿を変えてゆきます。でもご安心、京都の食文化は奇妙な形の建物が増えても変わることはありません。

さて、京都のお菓子や甘味処には今、新たな風が吹いています。若い女性に大人気のスイーツを取り入れることで、裾野が一気に広がる勢いなのです。一方で、昔ながらの甘味を食べさせてくれるお店も健在です。年配の方、若い方それぞれの楽しみ方があってよいと思いますが、一度は伝統的な店に足を運んでみてください。

昔ながらの店で、「あんみつ」や「葛餅」(くずもち)を食る……観光客にとって、京都府にやってきたという実感が沸く一瞬ではないでしょうか?

特に紅葉シーズンはいっそう感慨も深まるというもの、参道の紅葉を愛で、しみじみとお寺参りをして、帰りにまた紅葉を眺め、京都の行く秋を惜しむ……。そして甘味を楽しみましょう。これこそ、京都の秋の正しい楽しみ方だという人も少なくないことでしょう。

今回は京都旅行でおすすめの甘味どころとして、京都府京都市下京区に本店を構える老舗「笹屋伊織」をご紹介しましょう。

笹屋伊織

「笹屋伊織」のお菓子で有名なのはどら焼きです。どら焼きといえばドラえもんの好物ですが、普通は円盤型のところ、「笹屋伊織」のどら焼きは円柱型と少々変わった形をしています。

しかし、味は奇をてらうこともなく、秘伝のモチモチした皮の食感と、蜂蜜を使った濃厚でいて自然な甘みが魅力です。

また、どら焼き以外にも、天然の伊予柑の皮を器に使用した「京柑露」なるゼリーや、竹の筒に水羊羹を流しこんだ「露の香」、もちろん、和菓子の定番、「水まんじゅう」や「くずきり」「わらびもち」といった献立も充実した物になっています。

まさに京の甘味処を代表するお店といって良いでしょう。創立からあと少しで300年という長い伝統に支えられた美味を求めて、笹屋伊織を訪れる観光客は今日も明日も途絶える事はありません。

◆笹屋伊織・公式ページ:http://www.sasayaiori.com/

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