京都府のイメージにはお寺や神社といったものが強いのはご存じのとおりです。日本古来より伝わる文化財や建築は、遺物の知識のない人でも、何か心に訴えかけるものを感じることでしょう。実際、京都府を訪れた人たちに、印象に残ったものを尋ねると「寺」が大多数のようです。
しかし一方で「風景が美しい」「自然が美しかった」という内容の感想も多数聞かれます。山に囲まれ、清流の流れる京都府は、山紫水明の土地、自然の美しさも折り紙つきです。
元々、京都は和の伝統がある場所で、自然についても保護意識が強い土地柄と言われます。京都の都市規模は、東京、大阪、名古屋など三大都市に迫る大都市なのですが、あまり「都会」のイメージがありません。実際、三大都市と比較すれば田舎町的な規模に止まるわけですが、国内屈指の歴史を誇る町並みなのに、市街に残る自然が豊富なのも都会のイメージがない理由の一つのようです。
京都の自然は、風景の一つとして非常に高い評価を内外から得ています。ことに海外から訪れる観光客は口々に「この自然はとても貴重だ」と高く評価するそうです。一つには京都の純粋な美しさ、もう一つが日本人の美意識に根ざす、自然と伝統的な建造物の融合が、京都の魅力の根源にあると思います。
多くのお寺は紅葉、桜、冬枯れ、新緑など、そのままの自然を庭先や借景に取り入れています。あるいは、「取り入れる」といった意識すら存在しないかも知れませんが、春になれば梅や桜が咲き、夏になればまばゆい緑に包まれ、秋になれば色鮮やかな紅葉が彩り、冬は枯れ木の上に雪が積もる、という日本ならではの四季の移ろいが見事なのは間違いありません。
特に紅葉の時期に観光客が多いのは、夏暑く冬寒い京都が一番過ごしやすい秋という季節に、ひときわ鮮やかな紅葉を楽しむことができるからなのではないでしょうか。秋は食欲と収穫の季節でもあります。ワタシも、美しい紅葉を堪能し、美味しい秋の味覚を堪能する京都旅行にぜひ!と思っているのですが、どうなりますことやら。(^^;)