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京都の紅葉名所|知恩院

長く日本の首都の座にあった京都の寺院は、大雑把に分けると、権勢を示すための豪華なものと、日本人の美意識に根ざしたわびさびを感じさせるものの二つに分類することができるようです。
前者のゴージャス系(笑)の代表が金閣寺や宇治平等院、後者は銀閣寺や三千院、石庭で有名な龍安寺が代表的な寺院建築です。

今回ご紹介する知恩院は、浄土宗総本山という地位にありながら、規模だけでなく日本人の美意識に訴えかける、枯れた風情を兼ね備えた寺院です。仏教の一大宗派の拠点としての荘厳さだけでなく、枯れた風情も感じさせるところが、なんとも京都らしい魅力に溢れています。

浄土宗総本山知恩院の紅葉

浄土宗総本山という非常に由緒正しいお寺ある知恩院は、京都府京都市東山区にあります。創立には浄土宗の宗祖である法然上人があたり、開山は約800年前にさかのぼります。

この知恩院は歴史的価値が高く評価されており、寺院内の三門、本堂、それらに納められているいくつかの書物が国宝指定されています。また、その他にも建造物や美術工芸品で重要文化財指定を受けている物がたくさんあります。

京都府を代表する寺院である知恩院ですが、浄土宗信者以外にも訪れる人が年中絶えません。秋ともなれば紅葉を目当てに観光客も数多く訪れます。紅葉が見頃になるのは、例年11月中旬〜12月頭ごろまでで、敷地内のいたるところで美しい紅葉を愛でることができます。
さて、そんな知恩院ですが、紅葉見物ならば外せない時期があります。それは、11月10日〜12月2日までの期間に行なわれるライトアップの時期。ライトアップされる時間帯は17時30分〜21時までですが、この間、美しい光を受けて夜空にその姿を浮かび上がらせた本堂を楽しむことができます。

まさに眼福といえるこの光景を目当てに、毎年数多くの観光客がライトアップを楽しみます。

京都で仕事をすると排他的、閉鎖的といった側面にうんざりすることが多いのですが、一方で進取の気性も併せ持つ土地柄です。800年の歴史を持つ宗教施設であっても、ライトアップのような人工的な面を、上手く取り入れるのが京都流ということのようです。

◆浄土宗総本山知恩院・公式ページ:http://www.eonet.ne.jp/~hyakusan/

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