ジャックランタン(Jack-o'-Lantern)はハロウィン定番のアイテム、というかキャラクタというか…最近では見慣れてしまって違和感もなくなりましたが、初めてお目にかかったときには「ずいぶんけばけばしいナ…」と思ったものです。
ジャックランタンは別名「ジャック・オー・ランタン」(こっちが本名?)とか、お化けカボチャとか呼ばれ。オレンジとブラックという派でな色をした、大きなカボチャのランタン(ランプ)です。
作り方は簡単で、大型のかぼちゃ中身をくりぬいて、目や口を例のカタチに刻んだらできあがり。後は、内側に立てたロウソクに火をつけて、ハロウィンの夜を行き来する、おどろおどろしい死霊の世界に思いをはせましょう。
ジャックランタンはランタンを持つ男という意味だそうで、ハロウィン発祥の地であるアイルランドやスコットランドの伝承では、堕落した人生を歩み、そのまま死んでいった人の魂が、死後の世界に入れずにさまようことで起きる鬼火をさしているのだそうです。
日本のお盆でも、灯りを灯す習慣がありますが、こちらは迎え火、送り火といった心優しい習慣。それから、「ランタン」も日本では美しくもはかなげな「回り灯籠」。ずいぶんと違いますね。
ジャックランタンの話に戻りましょう。日本人にとっては、ジャックランタンというとカボチャのイメージばかりですが、海の向こうではカボチャ頭をの男の姿とも解釈されているのだそうです。そういえば、カボチャのかぶりものは街を練り歩く子供たちの扮装の定番ですね。
ジャックランタンの原型はカブで作られたのだそうで、現在でもハロウィンの本場スコットランドではジャックランタンをカブで作る習慣があるのそうです。
ジャックランタンには善良な霊を呼び寄せるチカラがあり、悪霊を寄せ付けない効果があるとも解釈されているので、ハロウィンには、家の玄関や庭先などに置いたりもします。
一般的なジャックランタンは、目鼻や口を不気味な笑い顔に彫りこんだものですが、文字を彫り込んだり、怪物や魔女風に仕上げた物もあるようです。
個人的にはカボチャは食べるものなので、使い終わったらどうしよう…という事の方が気になります。